|
▼ 入場行進
パソ・ドブレの行進曲にのって、先頭に三人のマタドールが並び,その後ろにバンデリジェーロ、馬にまたがったピカドールと馬丁が続き場内を一周します。 これから始まるマタドールと闘牛の命をかけたドラマ、真実の瞬間への誘いと期待感で胸は高鳴ります。
▼ サリーダ・デ・トロス
「牡牛の出」の場面です。暗い小部屋で長時間過ごした牡牛が、闘牛場へ駆け出します。半トンは優にある黒い筋肉の塊が駆け抜ける様は、見る者を圧倒します。
私はこの瞬間、牡牛の動きと同時にマタドールの姿を追うようにしています。 マタドールは,この後、自分と対決することになる牡牛の動きを鋭く観察すると同時に、ほとんどのマタドールが十字を切り、神に祈っている姿がいつも印象に残ります。
▼ 第1場 槍突き
闘牛場へ踊り出たトロス(牡牛)は、アレナを走り回った後、マタドールが出てカポテをかざしながら、技を仕掛けます。このとき、時にマタドールが最初から両膝をつき、両手でカポテをかざすウルトラCを演じ、ベロニカに花を添えると、場内はやんやの拍手喝采です。でも,これ素人目にはこわいですよ。突進してくる無傷の牡牛に、両膝をついてカポーテをかざすわけでしょう。もう,こちらがヒヤヒヤです。牡牛がマタドールのかざすピンクのカポーテではなく、マタドールに突きかかったら逃げられないわけで、私はいつも心配してしまいます。
|