校長夫妻のスペイン生活何にそこまで魅せられたのか

定年を待たずに中学校長を退職したワケ
 「なぜ定年を待たずに,中学校長を退職したのか」
 平成11年3月,埼玉県の中学校長退職を決意した時、多くの同僚や先輩に聞かれ、慰留されました。
 ご存知のように,日本の公立小・中学校校長の 職にある者は,社会的にも,経済的にも非常に恵まれた地位にあり、自身の健康を害する等、よほどの理由がなければ依願退職の道を選択する校長 はいません。私自身、健康に恵まれ,心身共に経営者としてのマインドは持続できている状態での意思決定であったので、まわりが不思議に思ったの だと思います。
 しかし、私には私自身の考え,人生設計がありました。中学校の社会科の教員になったら,20代は部活動で、30代には生徒指導、進路指導で、そして 40代になったら管理職として学校運営にあたり、その延長線上のファイナル・カーテンに在外教育施設、つまり日本人学校がありました。
 平成6年4月から、マドリッド日本人学校校長として憧れの国スペインで生活したわけですが、これも縁というものは不思議なものでして、ご存知のよ うに、日本人学校への派遣教員は自分で学校を選べません。世界で95校ある日本人学校の,どこに派遣になるかは全くわからないわけです。ところ が,いざ派遣先発表の段階では、自分の一番望んでいる国スペインへの派遣が決ったわけです。
 平成9年3月までマドリッド日本人学校で勤務し、平成9年4月から、男衾中学校校長として日本の中学校へ戻リました。

再びマドリッドへ

 熊谷の自宅から20〜30分の中学校ですから、このまま静かに勤務することになるのかな、と思っていた頃、マドリッドからのラブ・コールが聞こえてき ました。いろいろと迷った末、妻を説得し、やはり「太陽と情熱の国」スペインを選択しまし。
 今、日本へ一時帰国するとよく聞かれます。「日本とスペインでは、どちらが住み易いか、暮らし易いか」と。そのつど私は「もちろんスペインですよ」と 迷わず答えています。

オーラ・アミーゴのラテン人気質

「日本よりスペインの方が住み易い」と考えている理由は、大きく分けて三つあげることが出来ると思います。

おおらかな国民性、 生活をしていて疲れない国民ですね。お互いに他者を干渉したり、いらぬ世話を焼いたりせずに、大人の社会を感じます。

1  物価が安いこと。生活必需品、食料品等、日本の二分の一ぐらいでしょうか。

2 天候の良さ。ラ・マンチャの大地は、年間300日の晴天。

3 オーラ・アミーゴで明るく、親切なラテン人気質、スペイン人気質は,羨ましくもあリます。


メルカドの果物やさん
トマト1個10Pts

スーパーマーケットのパンやさん
フランスパン1個60Pts