アルガマシージャ・デ・アルバの地下牢 アルカサール・デ・サン・ファンの街からラ・マンチャの乾いた大地を南へ約35K 、車で30分程走ると、アルガマシージャ・デ・アルバ村へ到着します。ドン・キホーテ物語の冒頭部分で、「それほど昔のことではない。その名は思い出したくもないが、スペインはラ・マンチャのさる村に・・」と書かれている村が、ここ、アルガマシージャ・デ・アルバ村なのです。 数奇な運命をたどったセルバンテスは、生涯に何度か投獄されていますが、無実の罪で、ここ、アルガマシージャ・デ・アルバ村の「Casa de Medrano(メドラノの家)」の地下牢で屈辱の日々を過したことにより、「機知に富んだ郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」の構想を練り上げ、あの大作が生まれたのですが、今でも村の人々はそのことを大層誇りにしています。 私が、アルカサール・デ・サン・ファンの街からアルマガシージャ・デ・アルバの村へ到着した時間は午後2時過ぎ、スペインではちょうどシェスタの時間です。村の役所や商店等は皆閉まっていたのですが、運よくCasa de Medrano近くの公園でお喋りをしていたセニョーラ二人に、「セルバンテスの地下牢を見たいのですが」と、いろいろ尋ねていたら、どこからともなくもう一人のセニョーラが現れて「Casa de Medranoは、4時半になると開くからね」と、親切に教えてくれました。
Casa de Medrano(メドラノの家)2階の図書室からのArgamasilla de Alba村 の眺め。人口6、500人の小さな寒村で、小麦とオリーブ以外は育たな
い乾燥した厳しい気候、夏は照りつけるラ・マンチャの太陽で気温は40
〜45度近くまで上昇し、冬は大地も凍て付くような寒さとなる。
Casa de Medrano(メドラノの家・写真左)と、セルバンテスが投
獄されていた地下の「メドラノの洞窟・写真右」。メドラノの洞
窟へは、Casa de Medrano入り口でチケットを購入し、階段を地下
へ下る。
セルバンテスが投獄されていた「メドラノの洞窟」の一番奥の写真です。私がArgamasilla de Alba村を訪れたのは、ラ・マンチャの初夏。日中は気温もぐんと上がって40度を超え る日だったのですが、地下の洞窟は意外に涼しく、思ったよりも過し易いのかも知れない。