校長夫妻のスペイン生活休日の昼食はバルで

 

スペインの人たちは、とても夜更かしです。私の住んでいるピソでも、日曜や休日の朝8時過ぎに起きているのは 我が家だけでありまして、近所はこの時間はまだ、皆寝静まっています。
 休日の昼食は、とても楽しみです。いつもは夕方に走る8キロのジョッキング・コースを昼前に走り、一汗かいてバルに繰り出しま す。
 スペインのバルは、日本のバーとは少し違います。カフェであり、軽食堂であり、社交場であります。散歩の途中 にちょいと一杯、といったおじさんから、私たちのように軽い食事をとる家族まで、さまざまな人たちでいつも一杯です。
 先ずビノ(ワイン)かビールを注文しますよね。ここがスペインの素晴らしいところ、私の大層気に入っているところでありま して、まわりの人たちがこの時間、もう皆飲んでいるんですから、堂々としたものです。日本にいた頃は、さすがに昼前にビールは注文しにくかったですからね。
 
  カウンターにはタパス類がズラリと並んでいます。
  オリーブ、トルティ−ジャ、チョリソ、アリオリ、ボカディ−ジョ 等々、これを一皿ずつとってもらいながらビノと共にいただきます。タパス類はそれぞれのバルのカマレロさんが 味にこだわり、店によってお勧め料理が違います。カウンターの隅には、ハモン・セラーノが吊るしてありますから、 爪の黒いハモン・イベリコを選んで切ってもらうのも、バルでの楽しみです。
 バルでは席によって料金が異なります。
 立ち飲みが一番安く、次がカウンター席で、テラスの席が一番高くなって いるのです。マドリッド日本人学校ヘ赴任した平成6年当時、初めてバルへ飲みに行った時、多くのスペインの人たちが、 椅子があるのに立って飲んでいた光景を見てとても不思議に思ったことがなつかしく思い出されます。それでも 立ち飲みは、ビール一杯が150ペセタ(約1OO円)ですから、もう水がわりですよね。

 さて,そこで我が家の平均的なバルでの昼食メニューを紹介いたしますと、私は先ずビール又はビノ、妻はスモ・ デ・ナランハ(オレンジ・ジュース)、4〜5皿のタパスとパン、最後にエスプレッソ・コーヒーと言ったところですか ね。カマレロさんや隣の人たちと話をしながらゆっくりと食べて、これで支払いが約2000PTS (約1300円)ぐら い。何とも嬉しいではありませんか。


プエルタ・デル・ソルのバル。
目の前に並んでいるタパス類を注文。
上に下がっているのは生ハム。

スモ・デ・ナランハ。
オレンジを2〜3個しぼり,
一人前200PTS(130円)。