マドリッド通信>44号
オーラ ケ・タール?
マドリッドの街角に,焼栗屋さんの姿が目立ちはじめました。プラサ・マジョ−ルでは,ベレンの飾り付けもすっかりととのい,マドリッドの街はクリスマス・ムード一色です。赤と青のあざやかなネオンとベレンのコントラストは、カソリック教国スペインならではのものです。それでもこの時期,夕方,ラス・ロサスの街を走っていると,プラタナスの枯葉が風に舞い,いつも見慣れているはずのナバセラーダに沈む夕陽までもが,なぜか冬の訪れを告げるようで,人恋しさを感じさせます。
▼暖かい石造りの家 ▼
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イベリア半島の気候の激しさは,マドリッド通信で,すでに何回かにわたってお伝えしましたように,夏の最高気温と冬の最低気温の較差にあらわれています。何しろ今,夕方10kを厚着して走っても,汗をかきません。手袋も日本では軍手でしたがここでは手が痛くて駄目ですね。顔なども刺すようですから。ナバセラーダおろしは,赤城おろしより厳しいです。
それでも,一歩家の中へ入ればそこは別天地,Tシャツ一枚で過せます。これは,スペインの家屋の暖房設備が完備していることもありますが、レンガと石の壁が外気を遮断しているのだと思います。スペインの住宅,ピソやチャレの作り方は,最初にレンガを積み上げ,内側を大理石等で仕上げます。このレンガ,実は中に穴があいておりまして,どうやらこの穴の空気層がこの国の真夏の厳しい暑さ,冬の寒気を防ぐ役割をしているようです。
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スペインの石造りの住宅チャレ
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それでも,スペインの家屋は全館暖房を前提に作ってありますから,思わぬところで不自由さを感じることがあります。
私が日曜日などに学校へ行きますでしょう,この時期寒いですから暖房を入れようとすると,学校中の暖房が入ってしまうんですね。これでは不経済で仕方がありませんから,過日,デパートへ行って,日本のような石油ファンヒーターを買おうとしたんですが,値段を見てビックリ。何と70,000ペセタ〜100,000ペセタもしているのです。イヤー,私はかねがね,この国の物価の安さと住み易さを「マドリッド通信」でPRしているのですが,電気製品,繊維製品,精密機械機器などは,すごく高い買い物になってしまいます。私が使っているNECのパソコンが,マドリッドのデパートで33万ペセタの値段がついていましたから。
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▼盛況です。「日本語講座」 ▼
10月から立ち上げた新しい企画のうち,日本人の保護者を対象にした「教養講座」はどうも企画倒れに終わりそうですが,スペイン人を対象にした「日本語講座」は盛況で,初級だけではなく,中級講座も開いて欲しいという問い合せがかなりあり,気をよくしています。
実は,私も肌で感じているんですよ。教養講座は,事前の準備等でかなりのエネルギーを使いながら,当日の保護者の集まり具合を心配しているものですから,気合が入らないんですね。一方スペイン人対象の「日本語講座」は,授業をしている私の方が楽しいんですから,授業を受けている方は,さらに盛り上がっていると思います。先生が日本語とスペイン語で授業をし,時々変なスペイン語をつかって生徒に注意されています。スペインの人たちは,このあたりが日本人と少し違います。指摘も質問もかなりはっきり言います。遠まわしにものを言ったりしませんからわかり易くていいですよ。
イヤー,それにしましても,授業は楽しくなくてはいけませんね。生徒が1時間の授業を退屈し,苦痛に感じているようでは意欲も涌きません。
▼スペイン人にも人気「日本のカルタ」 ▼
マドリッド補習授業校では12月19日に2学期の終業式を行いました。在外の地で「終業式の折に,全校の児童生徒で取り組める日本の伝統文化は何だろうか」と全職員で話し合い,カルタ大会を実施することになりました。スペインの子たちにカルタがわかるだろうか,スペインのお父さん,お母さんはどうだろうか,と,いろいろ心配したのですが,やってみると大変な盛り上がりようで,子供たちより親の方が張り切っておりました。
なぜ日本のカルタが,これほどスペインの人たちに受け入れられたのでしょうか。いくつか考えられることはあるのですが,一つは,取り札を事前にB4の大きさで,児童生徒に作らせたこと。二つめは,全校の幼児・児童・生徒を縦割りで3グループに分け,競争で勝ち,負けを判定したこと,そして三つめは保護者にも案内状を出し一緒に参加してもらったことなどです。
マドリッド補習授業校の子たちは,在外の地で,日本の歴史的な文化や伝統,遊びに接する機会が少なく,ともすると日本人としてのアイデンティティ−が失われがちですから,今後も「カルタ大会」のような学校行事を工夫してゆきたいと思っています。
▼さすが,本場のパエジャ ▼
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マドリッドの中心街で,これぞ本場の「パエジャ」と思える老舗を見つけました。私たちもスペインへやってきて以来,美味しいパエジャの店と聞いては,ずいぶんあちこち訪ね歩きましたが,なかなか好みに合った「パエジャ」の店には出会いませんでしたが,過日プエルタ・デル・ソルの,と,あるタベルナで見つけましたので,紹介致します。
この「マドリッド通信」の情報は,YaHoo!JAPANを通じて,日本へも発信されていますので,この情報をご覧になって,それではと思われた方のために、店の住所等もお知らせします。
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さすが本場パエジャの店。
鍋の直径は1m 。
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写真の大鍋は,50人前。仕込みから出来あがるまで約1時間。目の前で炊きあげてくれますので,午後1時過ぎに行くとパエジャの実演を見る事が出来ます。
さて,私のメモを再現して,美味しいパエジャ作り教室です。先ず大鍋に,オリーブ油を入れあたためる。次に骨付きの鶏肉,牛肉を炒める。ピーマンを加える。塩,サフランを振りかけ,水,白ワイン,トマトジュースを大量に入れる。少し待って,イカの輪切りも加える。米を入れる。静かによくかき混ぜる。しばらく間をおいて最後に,ムール貝とエビをきれいに並べる。紙で蓋をして約15分くらい待つ。ここまで1時間です。
ここの店で発見したことが二つあります。白ワインとトマトジュースを大量に使っていたことです。隠し味の秘けつかもしれません。それと,米は洗わないことが重要だと言ってました。
●店の名前 D'A QUEIMADA
●場所 C/ ECHEGARAY,17 MADRID。(プエルタ・デル・ソルの近く)
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▼カセ・スペインのホーム・ページ完成 ▼
かねてから準備を進めておりました,加瀬忠個人のホーム・ページ「マドリッド通信」が完成しました。私のライフ・ワークと考える「海外子女教育」の重要な情報発信基地として,今後幅広く活用するつもりです。21世紀の教育に対する加瀬忠の考え,国際性豊かな児童・生徒を育成するための方策,さらには,スペインの土地と人々,マドリッド補習授業校のことなどを掲載し,私の教育論を広く世に問いたいと考えております。幸い,Yahoo!JAPANの協力を得られ,掲載することが出来ましたので「マドリッド通信」は,日本をはじめ世界の国々に発信されています。是非アクセスしてみて下さい。
私のEメールの最後に,URL「http://www.miyamu.com/~kasespain/」を登録してありますので,ここをクリックしていただきますと,ショート・カットで「マドリッド通信」へ行けますし,YAHOO!JAPNですと,地域情報>世界の国々から入っていただき,世界の国と地域>スペイン>生活と文化をクリックしていただくと,加瀬忠の「マドリッド通信」にたどりつきます。MENUは次の9項目で構成しております。
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マドリッド補習授業校の紹介。授業内容や手続き方法など,どんな学校なのかを解説しています。
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「マドリッド通信」。平成6年4月より毎月お届けしているマドリッド通信44号になりました。37号からホーム・ページに掲載しています。
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「いつかは日本人学校で」
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闘牛。ヘミングウェイの世界を闘牛と共に伝えます。
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中学校長夫妻のスペイン生活。加瀬忠が定年を待たずに,中学校長を退職したわけ,並びに美味しいワインとチーズとパンを楽しみながらの日々を綴っています。
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スペインの土地と人々。今作成中です。
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自己紹介
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QAルーム
それでは,アデイオス。
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