ホアキン・ロドリーゴの名曲「Concierto de Aranjuez(アランフェス協奏曲)」、その哀愁を帯びた優雅で上品なメロディーは、アランフェスの宮殿を舞台に、18世紀後半にスペインの巨匠、ゴヤが描いた宮廷の中の風景や人間模様をモチーフに作曲されたと言われています。 特に私たちにも馴染みの、SegundoMovimiento(第二楽章)のアダージオは、ロドリーゴ夫妻のラブ・ロマンスとタホ川のせせらぎとのノスタルジック・サウンドとして語りかけてくるようです。
日本の桜と「お花見」 私の担当する翻訳学部・JAPONES−Wの学生に、講義の中で日本の「お花見」の話をしました。スペインでは、日本の桜に良く似た「アルメンドロ(アーモンド)」の花や、これからラ・マンチャ、アンダルシアの野原一面に真っ赤に咲くアマポーラの花など、お花見には最高だろうと思われる花が多いのですが、日本の「お花見」のような習慣はありませんから、学生たちは「お花見」そのものを理解出来ずにいたのですが、「The cherry blossoms are viewed under the flower of a cherry tree in
full bloom(満開の桜の花の下でお花見)Cherry blossom
viewing is enjoyed eating lunch」と、いろいろ話すうちに、とても興味を示す学生が多くなりました。会社や学校、役所と言った職場単位で組織をあげて「お花見」をすると言う、日本独特の習慣・行動様式に興味と関心が集中しました。スペインでは、勤務時間を離れて組織の仲間と一緒に飲みに行ったり、お花見をしたりと言うような生活習慣はありませんからね。それでも、学生の何人かが、そのような人間関係、縦・横の連帯意識が「日本企業の活力」なのではないか、という見方をしている学生もいて私自身「なるほど・・」と、思っています。