国旗 スペイン概要・基礎データ集


 フェリペU世大学・翻訳学部
 PROFESOR  加瀬   忠


 
スペイン国旗について スペイン国旗は、「血と黄金の旗」と呼ばれ、中央の黄色は土地・豊かな黄金上下の赤は、スペインがスペインであるがために流された「血の色」を象徴しています。また紋章は、カスティージャ・レオン・アラゴン・ナバラ・グラナダ王国の紋章を組み合わせたもので、二本の柱は、スペイン本国と中南米のスペイン語圏の国々を表しています。

1 面積 50.5km2(日本の約1.3倍)
2 人口 約4、695万人(2010年1月)
3 首都 マドリッド(マドリッド市) マドリッド市の人口約328万人(2010年1月現在)
4 言語 スペイン(カスティージャ)語 (バスク語、カタルーニア語、ガリシア語)が地方によっては話されている。
5 宗教 憲法上の信仰の自由が保障されている (但しカトリック教徒が圧倒的多数です)

6 ビジネス・アワー スペインの商店は、日曜・祝日は営業しません。
  スペインでは、シェスタが午後2時頃から4時半頃までと長く、この間にゆっくり昼食をとる習慣があります。シェスタは、季節によって変動があり、冬は午後1時半から4時半まで、夏は午後2時から5時頃までのところが多いです。



 オフィスや商店の営業時間。
商   店 :月〜金10:00〜14:00、16:30〜20:00、土10:00〜14:00、日曜・祭日休み。
デパート    :月〜土10:00〜20:00、昼休みなし。
会   社 :月〜金9:00〜14:00、16:00〜19:00、土・日・祭日休み。
官   庁 :月〜金9:00〜14:00、土9:00〜13:00、日・祭日休み。

7 スペインの気候
  スペインにも四季があり、日本と同じような気候です。ただし、日本の梅雨のような長い雨季はなく、夏場はほとんど雨が降りません。高温の割には過ごしやすい乾燥した気候で、一日の温度差は大きいです。一方、スペイン北部の沿岸部は雨が降り続く日が多く、緑豊かな大地となっています。

8 服装
 
基本的に日本と同じような服装で過ごせます。夏は日差しが強く暑いため、サングラスをお持ちになると良いでしょう。また、冬はかなり寒いので、マフラーや手袋などが役立ちます。春・秋の気候は不安定ですから、暑ければ脱げる、寒ければ着られるような服装がお勧めです。

9 国の祭日とマドリッド州の祭日

 全国共通の祝祭日
@ 1月 1日  新年
A 1月 6日  エピファニア(公現祭)。通称ディア・デ・ロス・レイジェス・マゴスと呼ばれ,各地 でラクダに乗った東方の三博士のパレードがあり          ます。スペインの「子供の日」にあたる。
B 3 月19日  聖ヨゼフの日。スペインの「父の日」で、子どもたちが父親にプレゼントする習慣があります。
C 5 月 1日  メーデー。勤労者ヨゼフの祝日。
D 8 月15日  聖母被昇天の日。各地で聖母をテーマにした宗教劇が行われます。
E 10月12日  イスパニア文化の日。コロンブスがアメリカに到達した日。
F 11月 1日  諸聖人の祝日。日本のお彼岸のような日。人々は墓参りに出かけます。
G 12月 6日  憲法記念日
H 12月 8日  聖母受胎の日。マリアが、聖霊によってイエスを身ごもった日。
I 12月25日  クリスマス。12月になると、町はイルミネーションで美しく飾られます。


 マドリッド州の祝祭日
@ 5月 2日  マドリッド自治州設置記念日。1983年に設置。
A 5月15日  聖イシドロの日。聖イシドロは農夫で、マドリッドの守護聖人です。
B11月 9日  アルムデナの聖母マリアの日。

 その他のカトリックの宗教行事
@ 1月28日  聖トマス・アキノの日。中学や高校、大学などの学問に関する人々の休日。
A 2月下旬〜3月上旬  カルナバル(謝肉祭)。
B 7月25日  聖ヤコブの日。その他諸々の聖人を祝う日。

 
10 スペイン略史
BC800
頃 フェニキア人、カディスを建設
BC500
頃 ギリシャ人、カタルーニャ沿岸進出
BC400
頃 カルタゴの植民地建設始まる
BC201
  ローマ、カルタゴを破る
BC19  ローマ軍、半島全域支配
507 年 西ゴートが侵入し、トレドに王国を樹立
711 年
 回教徒が侵入、西ゴート王国滅ぶ
722
 年 コバドンガの戦い・国土回復運動
756
 年 西イスラム帝国誕生(首都コルドバ)
1474年 イサベル一世即位
1492年   グラナダ陥落。キリスト教徒によるスペイン支配確立。コロンブスアメリカ大陸到達。
1556年 フェリペU世王位
1560
年 マドリッド、スペインの首都に
1588
年 スペイン無敵艦隊英海軍に敗北、以後スペイン帝国衰退へ。
1605
年 セルバンテス、「ドン・キホーテ」発表
1701
年 スペイン王位継承戦争起こる 〜1714
1704
年 イギリスがジブラルタルを占領
1808
年 アランフェスの暴動。ナポレオン、スペインを侵略
1936
年〜39年  スペイン内戦。
1937
年 ハラマ川の戦闘 ゲルニカ爆撃 ブルネテの戦闘
1939
年 フランコ政権成立。
1955
年 スペイン国際連合に加盟
1975
年 フランコ死去、ホァン・カルロス一世即位。
1977
年 総選挙の実施(41年振り)
1978
年 新憲法制定
1982
年 NATOに正式加盟
1986
年 ECに正式加盟

 
11 政治体制 

 政体 立憲君主制
 
元首 ホァン・カルロス一世 (Juan Carlos I)国王 (19751122日即位)

 
議会 二院制 (上院257、下院350議席)(任期4年、解散制度あり)
 
    サパテロ社会労働党(PSOE)政権 (20044月〜)、議院内閣制
  (1)首相名 ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ (Jose Luis Rodriguez Zapatero

 
12 国防

1)国防省予算 約74億ユーロ (2006年)
2)兵   役 2001年末を以て徴兵制を終了し、職業軍人制度に移行しました。
3)兵   力 陸軍78197人、海軍19348人、空軍20,962人(20064月現在)なお、米西防衛協定(8812月調印)により、ロタ基地に1484名、モロン基地に151名の米軍が駐留。

 
13 経済

(1) 主要産業 食品加工、化学品、自動車、観光産業
(2) 名目GDP   1兆4,640億8,870万ドル(2009年)(出典:OECD
(3) 名目一人当たり国民所得 29、150ドル (2、014年)、30、639ドル(2010年)(出典:IMF統計資料)
(4) 経済成長率  2002年2.0%、2003年2.9%、2004年3.1%、2006年3.9%、2007年3.8%、2008年1.2%、2010年−0.1%、 (出典:世界銀行)
(5) 物価上昇率  2002年3.5%、2003年3.0%、2004年3.0%、2005年3.4%%、2006年3.6%、2007年2.8%、2008年4.8%、2009年−0.2%、2010年2.0%、2、015年1.5% (出典:スペイン国立統計局)。
(6) 失業率     2002年11.5%、2003年11.5%、2004年10.9%、2006年8.5%、2007年8.3%、2008年11.3%、2009年18.0%、2010年20.1%、2、014年26.1% (出典:OECD
(7) 貿易総額    輸出 2、147億ドル(2006年)、2、460億ドル(2010年) 
輸入 3、329.39億ドル(2005年)(出典:スペイン産業・観光・商務省)
(8) 主要貿易品目 輸出 自動車、エンジン類、電気機器、プラスチック製品 輸入 自動車、エンジン類、鉱物性燃料・鉱物油、電気製品
(9)  主要貿易相手国輸出 仏、独、伊、英、ポルトガル、米、蘭、ベルギー、ラテン米諸国(対EUが約70%)
             
輸入 仏、独、伊、英、蘭、ベルギー、ポルトガル、米、ラテン米諸国(対EUが約66%)(出典:IMF
(10) 外貨準備高  124億1,370万ドル(2008年)、191億4、600万ドル、2014年354億3000万ドル (ジェトロ)
(11) 通貨    ユーロ

 経済状況
 EU加盟国全体の景気低迷の中、スペイン経済は高い成長(2006年は3.9%)を続けており、概して経済環境は良好です。

 スペインは、EUの中でも主要な経済国であります。経済規模は世界第8位であり、投資国としても第8位、経済成長率はここ数年継続してユーロ圏平均を上回って推移しています。(2006年の経済成長率は3.9%)。
 スペインはまた、EUの中でも地理的・戦略的に、EU、中東およびアフリカ市場に対して有利な立地条件を有しています。また、歴史的、経済・文化的繋がりの強いラテンアメリカ諸国とも、アクセス拠点として重要な国です。
 知識産業を基盤とする近代的なスペイン経済は、その経済活動の65%がサービス業によって占められています。若くて質が高く、且つより安いコストの労働力に恵まれた国でもあります。

                                    マドリッド通信121号「EUの基礎データ」へリンク